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絵画の保管方法について



こんにちは、ガレリア画廊です。

今回は、絵画の保管方法をご紹介いたします。

 

作品を袋・箱に入れて、 直射日光の当たらない、温度・湿度変化の少ない風通しのよい場所に立てた状態で、
縦に並べて保管しましょう。時々は、袋・箱から出して風を通してあげましょう。

「やぶれ」「色落ち」「やけ」は特に致命的です。
作品が傷まないよう工夫して保管してください。

1、湿度

・風通しの悪い湿気の多い場所での長期間保存は、 絵の波うち、シミ、カビ、焼け、退色等のダメージを 発生させる恐れがあります。

・高温多湿な気候に、鉄筋コンクリート造などで密閉されているのが日本の住宅です。
たとえば30℃の気温で湿度70%といった状態が続くと、
あっというまに紙やキャンバスは伸び縮みし、カビが発生してしまいます。
また、閉めきって暖房と加湿器をかけた冬の室内でも同様です。

日本画の適切な湿度は55%前後、油絵の適切な湿度は50%前後です。
湿度が70%を超える空間は、作品にカビが生えるなど劣化を早める原因になります。
一度発生したカビを完璧に除去するのは困難なため、
カビが生えないように予防することが一番の対策となります。
極端な多湿空間は作品にとって危険ですのでご注意ください。

 

・対策
①こまめに換気をし、乾いた空気を室内に入れる
②調湿効果がある保存箱・調湿剤を使う
③窓際や開口付近には飾らない

 

2、温度

18℃~20℃が日本画・油絵ともに適切な温度になります。
人が普段生活する範囲であれば、温度はさほど心配する必要はありません。

 

3、紫外線

・直射日光は絵画にとって天敵であり、紫外線は紙を変色させ、
絵の具を退色(色あせ)させてしまいます。
しかし変色・退色はゆっくりと進んでいくため、家で毎日眺めている所有者はなかなか気づきにくい傾向にあります。
街中でよく見るウインドウに貼ってある変色・退色したポスターと同じように、絵画も紫外線を浴び続けると変色・退色してしまいます。
飾る際には、直射日光を避けて風通しの良い場所がベターです。

・対策
①直射日光を当てない
②日光が当たらない場所に飾る
③紫外線カット効果のあるアクリルガラスを使う

 

4、カビ

・日本は世界中の中でも特にカビが喜ぶ高温多湿気候の国です。カビは温度28度以上、
湿度60度以上の環境が続くとまたたくまに繁殖します。
ですから、なるべく除湿に力をいれることが重要です。

・絵を掛ける場所も窓際や開口付近は避けたいものです。額装の方法でもガラスをはめ込み密封したものは、
中に湿気がたまりやすくなりますので、裏板に通気孔を開けたり、調湿剤を封入したりする工夫をしましょう。
絵の表面は何ともないのに、裏はカビだらけになっているということもありえるので、チェックは定期的に行なってください。

・油彩画の額縁には本来ガラスは不用なのですが、水分を含んだ塵やタバコの煙による空気の汚れから保護するために、
やはりガラス(アクリル)でカバーしたいものです。こうすれば、ほこりの拭き取りも楽にできます。

 

5、額装

・フレームはとってもデリケートです。 科学雑巾や水気のある布で拭くと、表面が変化する場合があるので、
なるべく布目の細かい柔らかい布で 優しく乾拭きをしてあげてください。
木製のフレームは、特に水分や薬品に敏感です。 変色などの恐れがありますので、濡れた布で拭かないでください。
塗装や金箔を使用したフレームは、色落ちや金箔が剥がれたりする場合もありますので、強くこすらないでください。
紫外線が直接当たると、作品だけでなく、フレームも日焼けしてしまいます。 日焼けしたフレームは元に戻りませんので、
くれぐれもご注意ください。

 

6、アクリル

・絵の表面を覆っている透明のアクリルが 汚れていると、せっかくの絵が台無しです。
アクリルはキズが付きやすいので、 普段のお手入れは、化学ばたきなどでホコリをサッとはらう程度にしておきましょう。
表面が汚れてきたら、ほんの少し湿らせた柔らかな布で、 静かに優しく拭いてあげましょう。
アクリルとフレーム(額縁)との境目や四隅のコーナー部分はホコリが溜まりやすい場所です。
小さな筆や綿棒などを使用してホコリ・汚れ等を優しく取り除いてあげてください。
ホコリのついた布面で重ね拭きをすると、キズが付く恐れがあるのでご注意ください。

 

お気に入りの作品を長くご愛蔵していただけますように。

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